2023年秋のExcelのバージョンアップに伴う挙動の変化について(2023/10/20)
ExcelでCSVなどを開くと確認メッセージが表示される事がある
2023年9月末にリリースされたMicrosoft365アプリ内のExcelのバージョンアップに伴い、Excelの自動データ変換機能を制御するオプションが導入されています。
最新チャネル リリースのリリース ノート - Office release notes | Microsoft Learn
下記の自動データ変換を実行するか否かをオプションで選べる他、CSVなどを開く際にはこれらの自動データ変換が行われる前に確認ダイアログが表示されることがあります。
- 大きな科学的記数法で表示する(例:12345678901234567890 → 1.23457E+19)
- 文字 “E” を囲む数字を指数表記に変換する(例:123E5 → 1.23E+07)
- 先頭のゼロを削除して数値に変換する (例:00123 → 123)
- 連続する文字と数字を日付に変換する(例:JAN1 → 1-Jan)
ここで「変換しない」を選んだ場合、一見するとCSVの値をそのまま表示してくれるのですが、実際には文字列の頭にクォーテーションが付与されます。
入力されている文字列を一切変換せずに取り扱ってくれるわけではない事にご注意ください。
設定を確認する方法
ファイル → オプション → データ に遷移すると、自動データ変換に関する設定項目が表示されます。
各内容や挙動を確認した上で、各自の利用方法に適した設定を実施してください。
2023年10月20日記